くるみとレーズンのライ麦パン

 

日本では硬くて酸っぱいパンは好まれない、、と言われてきましたが、パン愛好家の中にはサワー種を使ったしっかりした食感のライ麦パンに目がないという方が少なくありません。とはいえ、サワー種を起こすのは時間もかかる、温度管理も大変です。そこで今回は「フォルサワー粉」を使って作ってみました。

 

フォルサワー(Vollsauer)はサワー種を3段階で作るときの、3段階目の種のことです。

ちなみに、最初はアンフリッシュサワー、2番目がグランドサワー、そして最後がフォルサワーです。

 

通常、初種(スターター)はライ麦粉と水を毎日毎日5日間継いで作ります。いわゆる自家製酵母です。

そのあと、そのスターターを使ってサワー種を上の3段階で作ります。

 

聞いただけで気が遠くなる(@_@)という人が多いのではないでしょうか。

 

 

でも!

 

 

このフォルサワー粉は最終形のフォルサワーを乾燥させて粉にしたもの!

つまり種起こしを省略して、サワー種のパンを捏ね始められるということなんです。

すばらしいですね。

 

こちらは

準強力粉 50%、全粒小麦粉 20%、ライ麦粉 20%、そしてフォルサワー粉 10%で作りました。

そう、普通にこれらの粉をまぜまぜして捏ねるだけです。

 

大事に大事に作った自家製酵母や種は我が子のように愛おしく、パンもひときわおいしいですが、たまにはずぼらにこんな粉を利用して作るのもわるくないですよね。